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デジタル校正で業務が変わる!ツールのメリットと選び方のポイントを解説

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デジタル校正で業務が変わる!ツールのメリットと選び方のポイントを解説
デジタル校正で業務が変わる!ツールのメリットと選び方のポイントを解説

近年、働き方の多様化やDX推進の流れを受け、多くの業務でデジタル化が進んでいます。出版・広告業界や企業の広報部門などで行われる「校正」作業も例外ではありません。

従来の紙と赤ペンを使ったアナログな手法から、PCや専用ツールを活用した「デジタル校正」へと移行する企業が増えています。

本記事では、デジタル校正の基礎知識から、そのメリット・デメリット、そして自社に最適なツールを選ぶためのポイントまで、分かりやすく解説していきます。

デジタル校正とは?アナログ作業との違いを知ろう

デジタル校正は、従来の校正業務が抱えていた課題を解決し、作業効率を大幅に向上させる可能性を秘めています。まずは、その基本とアナログな手法との違いについて理解を深めましょう。

そもそも校正とは?校閲との違い

校正とは、文章の誤字脱字や文法的な誤りを修正し、表記の統一性を図る作業です。一方、似た言葉に「校閲」がありますが、こちらは書かれている内容の事実確認や、矛盾点がないかを検証する作業を指します。つまり、校正は「文字や表記の正しさ」を、校閲は「内容の正しさ」を担保する役割を担っています。

デジタル校正の基本的な仕組み

デジタル校正とは、PDFなどのデジタルデータ上で校正作業を行うことです。専用のツールやソフトウェアを用いることで、修正指示の書き込み、変更履歴の管理、複数人での情報共有などをオンライン上で完結させることができます。

紙に印刷する必要がなく、PCやタブレットなどのデバイスとインターネット環境さえあれば、どこでも作業を進めることが可能です。

従来の紙による校正との比較

従来の紙による校正とデジタル校正の最も大きな違いは、物理的な「紙」を介するかどうかです。以下の表で、それぞれの特徴を比較してみましょう。

項目 従来の紙による校正 デジタル校正
作業場所 オフィスなど印刷物がある場所 インターネット環境があればどこでも可能
情報共有 郵送や手渡しによる回覧 リアルタイムでオンライン共有
修正履歴 紙の保存・管理が必要 自動でデータとして保存・管理
差分確認 目視による確認 ツールによる自動比較が可能
コスト 印刷代、郵送費、保管スペース ツール利用料、通信費

このように、デジタル校正は時間や場所の制約を受けにくく、情報共有のスピードや正確性の面で大きなメリットがあります。

 

デジタル校正ツールを導入する5つのメリット

デジタル校正ツールを導入する5つのメリット

デジタル校正ツールを導入することは、単に作業をデジタル化するだけでなく、業務プロセス全体に多くの利点をもたらします。ここでは、具体的な5つのメリットについて詳しく見ていきましょう。

時間と場所を選ばずに作業ができる

デジタル校正最大のメリットは、インターネット環境とPCやタブレットがあれば、時間や場所を問わずに作業ができる点です。リモートワークや外出先でも、オフィスにいるのと同様に校正業務を進めることができます。これにより、移動時間や待ち時間を有効活用でき、働き方の柔軟性が向上します。

修正指示の共有がリアルタイムで可能になる

紙の校正紙を回覧する場合、次の担当者に渡るまで修正内容を確認できませんでした。しかし、オンライン校正ツールを使えば、修正指示がリアルタイムで関係者に共有されます。これにより、手戻りが減り、コミュニケーションが迅速になるため、制作全体のスピードアップに繋がります。

複数人での同時作業で効率が向上する

多くのオンライン校正ツールでは、複数人が同時に同じドキュメントにアクセスし、校正作業を行うことができます。デザイナー、ライター、編集者が並行して作業を進められるため、一人が作業を終えるのを待つ必要がなくなり、校正にかかる時間を大幅に短縮できます。

変更履歴が自動で管理されミスを防ぐ

「誰が、いつ、どこを、どのように修正したか」という変更履歴が自動的に記録・管理されるのも大きな利点です。これにより、修正指示の反映漏れや、誤って古いバージョンで作業してしまうといった人為的ミスを防ぐことができます。また、過去の修正意図を確認したい場合も、履歴を遡ることで容易に把握できます。

印刷や郵送コストを削減できる

紙での校正では、何度も印刷を繰り返すことによる紙やインクのコスト、そして関係者間で校正紙をやり取りするための郵送費やバイク便代が発生していました。デジタル校正に移行することで、これらの物理的なコストを完全に削減できます。ペーパーレス化は、コスト削減だけでなく、環境保護にも貢献します。

 

デジタル校正ツールのデメリットと注意点

デジタル校正ツールのデメリットと注意点

多くのメリットがある一方で、デジタル校正にはいくつかのデメリットや導入時に注意すべき点も存在します。事前にこれらを理解し、対策を講じることが成功の鍵となります。

オンライン環境が必須になる

デジタル校正は、クラウド上のサービスを利用することが多いため、安定したインターネット接続環境が不可欠です。オフラインの環境では作業ができないため、外出先や移動中に利用する場合は、通信環境の確保が必要になります。

操作に慣れるまで時間が必要

これまで紙での作業に慣れていた人にとって、新しいツールの操作に慣れるまでには一定の時間が必要です。特にPC操作に不慣れなスタッフがいる場合は、導入時に研修やサポート体制を整えることが重要です。直感的に使えるUIのツールを選ぶことも、スムーズな移行を助けるポイントとなります。

ツールの導入にコストがかかる

高機能なデジタル校正ツールを導入する場合、初期費用や月額の利用料が発生します。無料のツールもありますが、機能やセキュリティ面に制限がある場合が多いです。導入によって削減できるコストや向上する業務効率を考慮し、費用対効果を慎重に検討する必要があります。

 

自社に合ったデジタル校正ツールの選び方

自社に合ったデジタル校正ツールの選び方

デジタル校正ツールは多種多様で、それぞれに特徴があります。自社の業務内容や目的に合わないツールを選んでしまうと、かえって非効率になることもあります。ここでは、ツール選定時に確認すべき4つのポイントをご紹介します。

対応している媒体やファイル形式を確認する

まず、自社が主に取り扱う制作物の種類に対応しているかを確認しましょう。文章中心のドキュメント、画像が多いデザインデータ、Webサイト、動画など、ツールによって得意な媒体は異なります。また、PDFやWord、Illustratorなど、普段使用しているファイルの形式に対応しているかも重要なチェックポイントです。

セキュリティ対策は万全か

校正データには、公開前の重要な情報が含まれることが少なくありません。そのため、ツールのセキュリティ対策は非常に重要です。通信が暗号化されているか、アクセス制限を細かく設定できるか、サーバーの管理体制は信頼できるかなど、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられるツールを選びましょう。

UIは直感的で使いやすいか

ツールは毎日使うものだからこそ、操作性が重要です。専門知識がなくても直感的に使える、分かりやすいUI(ユーザーインターフェース)であるかを確認しましょう。多くのツールでは無料トライアル期間が設けられているため、本格導入の前に複数の担当者で実際に使用し、操作感を確かめてみることをお勧めします。

他のツールとの連携は可能か

すでに社内で利用しているチャットツール(SlackやChatworkなど)やプロジェクト管理ツールと連携できるかどうかも確認しておくと良いでしょう。ツール間で通知を飛ばしたり、データを連携したりできれば、情報共有がよりスムーズになり、業務全体の効率化に繋がります。

 

【目的別】おすすめのデジタル校正ツール

デジタル校正ツールは、その機能によっていくつかのタイプに分類できます。ここでは、主な3つのタイプと、それぞれの代表的なツールの特徴をご紹介します。

文章のチェックに特化したツール

誤字脱字や表記ゆれ、文法的な誤りのチェックを主目的とするならば、文章校正に特化したツールが適しています。これらのツールは、独自の辞書機能やAIによる表現の提案機能を備えていることが多く、文章の品質向上に大きく貢献します。

ツール名 特徴
文賢 株式会社ウェブライダーが提供。推敲・校正支援機能が充実しており、文章表現の幅を広げるためのアドバイスも得られる。
PRUV Webブラウザ上で利用できるオンライン校正ツール。テキストを貼り付けるだけで、誤字脱字や表記ゆれを素早くチェックできる。

制作物全体のレビューに強いツール

Webサイトやデザインカンプ、動画など、ビジュアル要素を含む制作物のレビューには、フィードバックを直接書き込めるタイプのツールが便利です。修正指示が視覚的に分かりやすく、デザイナーとのやり取りがスムーズになります。

ツール名 特徴
Brushup 株式会社Brushupが提供。画像や動画、PDFなど多様なファイルに対応。制作物の上に直接手書きで指示を書き込める。制作工程管理も可能。
AUN 株式会社フォノグラムが提供。会員登録不要で手軽に利用開始でき、WebサイトのURLを入力するだけでキャプチャを取得し、修正指示を書き込める。

制作工程の管理までできるツール

校正作業だけでなく、承認フローの設定やタスク管理、進捗確認など、制作工程全体を一元管理したい場合には、高機能なプロジェクト管理型のツールがおすすめです。関係者が多い大規模なプロジェクトで特に力を発揮します。

ツール名 特徴
TOPPAN PRINT ONLINE TOPPANホールディングス株式会社が提供。印刷会社のノウハウが詰まっており、厳密な色校正や差分比較機能が充実。
Ziflow 株式会社Tooが提供。1,200種類以上のファイル形式に対応。柔軟なワークフロー設定が可能で、承認プロセスを自動化できる。
 

まとめ

デジタル校正は、従来の校正作業における時間的・物理的な制約を取り払い、業務の効率化と品質向上を実現する有効な手段です。場所を選ばない柔軟な働き方を可能にし、ミスの削減やコストカットにも繋がります。

本記事で紹介したメリット・デメリット、そしてツールの選び方を参考に、自社の課題や目的に最適なデジタル校正の導入を検討してみてはいかがでしょうか。適切なツールを選ぶことで、制作プロセスはよりスムーズで創造的なものになるはずです。

Written by P-B

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