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お客様訪問 日軽金アクト株式会社様
地震大国 日本の課題に「制震装置」で立ち向かう

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お客様訪問 日軽金アクト株式会社様<br>地震大国 日本の課題に「制震装置」で立ち向かう
お客様訪問 日軽金アクト株式会社様:産業機器ビジネスユニット(鈴木一利さま、太田敬さま)

産業機器ビジネスユニット:鈴木一利さま、太田敬さま

社 名 日軽金アクト株式会社

所在地 東京都港区新橋1-1-13

U R L https://group.nikkeikin.co.jp/act/

ゼロから立ち上げた制震事業
〜性能で選ばれる商品を目指して〜

アルミニウムの新たな価値創造と、アルミ素材を活用したソリューションを提供する日軽金アクト株式会社。自動車、鉄道、トラック架装部品、精密機器、制震建材、産業資材などアルミ製品を開発・販売し、日本のみならず海外にも拠点を広げるグローバル企業です 。

今回は、産業機器ビジネスユニットの鈴木一利さま、太田敬さま(以下敬称略)のお二人から「アルミ製制震ブレース ブレースリー」の開発から販売まで 多岐にわたるお話をお聞きしました。

これまでの経歴について

お二人の経歴を簡単に教えてください。
日軽金アクトに入社する前は、どのようなお仕事をされていたのでしょうか。

鈴木実は、私も太田も経歴はほとんど同じなんです。もともとはサッシメーカーで勤務していたのですが、制震装置の開発・販売の新規ビジネスを任せたい、と声を掛けていただいたタイミングで日軽金アクトに入社。直感的に、ビジネスとして面白そうだと思いました。

太田そうなんです。もとは鈴木と同じ会社に勤務していたのですが、鈴木が退職した少し後に退職。一度は少し違う業種も経験しましたが、お声掛けいただきまして、これもご縁と思い日軽金アクトに入社しました。

入社した当時はどのような様子でしたか

鈴木まったく何もない状態からのビジネス立ち上げだったものですから、苦労もしました。東京・大阪・名古屋に拠点を置くことを目標に、自分たちが本当に良いと思える商品の開発・販売に力を注ぎ続けてきました。

太田2人だけで商品の開発から販売までをやっていますから、当時も今もやることは多いですね。

お客様訪問 日軽金アクト株式会社様:写真2

お仕事の進め方について

商品を開発するところから担当されているということですが、具体的にどのようにお仕事を進めていらっしゃるのでしょうか?

鈴木私たちが取り扱う制震装置「ブレースリー」を開発するにあたって、まず市場でどのような商品が求められているのか、どんなニーズがあるのか、調査するところから始まりました。本当に必要とされている商品を作らなければ意味がありません。だからこそ市場のニーズを徹底的に調べましたね。
良い商品を一生懸命開発したら、あとは販売に集中する。そして営業活動をしながらも、たくさんのお客様の声を聞いて、さらに良い商品にしていくためにはどうしたら良いかを、常に考え続ける。現在のモデルが3代目になりますが、現在進行形で改良版の開発を検討しています。

太田自分たちが開発した商品を、自分の手で売っているわけですから、他社の営業担当と比べて知識量は多いと思っていますし、実際にお客様からも信頼をいただいていると実感しています。

お仕事のやりがい

鈴木さま、太田さまは、どんなところにお仕事のやりがいを感じられますか?

鈴木ビジネスのスタートから関わっていますから、この制震装置「ブレースリー」の事業自体に愛着があります。どんな商品を作るか、事業拠点はどこにするか、どんな販売戦略を取るか、まっさらなところから一つひとつすべて決めていきました。
本当に良い商品を作りたい、必要とされるものを作りたい、という気持ちだけで仕事をしていますから、当初、構想されていた商品を一から作り直すこともしました。

太田単純なことですが、新規開拓をしてお客様に受注をいただけることに、やりがいを感じます。商品への信頼だけでなく、自分自身も信頼していただいて初めて受注をいただけると思っていますから、やっぱり嬉しいですよね。人間関係が接近し、少しずつ構築されていって、それが最終的に受注につながるんです。
最初は、住宅会社の担当の方も、制震装置のニーズにまったく気づいていらっしゃらないんです。その状態から繰り返し説明させていただくうちに、「良い商品だ」「必要な商品だ」と認めていただく。
私と担当の方だけでは商品を採用できませんから、なんとか社内を説得していただかなくてはなりません。説得するためにはどうしたらいいか一緒に試行錯誤する。
そうやって長い時間を掛けて受注が実現するのは、大きなやりがいですね。

お客様訪問 日軽金アクト株式会社様:写真3

お仕事での苦い思い出

これまでもさまざまなご苦労がおありだったと思いますが、覚えていらっしゃる苦いエピソードについて教えてください。

鈴木苦い思い出と言えば、新型コロナウイルスの感染拡大ですね。
もともとゼロからのビジネス構築でしたから、どんな商品なら世の中のニーズに応えることができるか、そればかりを考えてきました。試作を重ねてようやく自分の中にある構想が具現化されたと思ったところで、コロナ禍になり営業活動がストップ。これは辛かった。
新型コロナウイルスの影響が長期間続き、営業活動が大幅に制限される状況が続きました。そうした困難な時期を乗り越えて、今ようやく思うように活動できる状況になったところです。

お客様訪問 日軽金アクト株式会社様:写真4

お仕事において大切にしていること

お仕事をする上で、どんなことを大切にされていますか?仕事観を教えてください。

鈴木情熱を持って、考え続けることでしょうか。またビジネスに愛着を持つということも、とても大事だと思っています。
このビジネスをスタートして以来、とにかく考え続けています。「社会に必要とされる商品とは?」「どんな商品なら価値を感じてもらえるか?」と、ずっと考えてきました。だからこそ自分のビジネスに愛着が持てているんだと思います。

太田月並みな表現ですけど、商品を好きになって、情熱を持ってお客様に伝える。好きな商品を情熱を持って伝えて、自分の信者を増やしていくような感覚ですね。

今後のテーマや目標

お2人の今後の目標や、制震装置「ブレースリー」の今後のテーマを教えてください。

鈴木この「ブレースリー」という制震装置は、社会に認知されている商材でもありませんし、建築法で指定されている材料でもありません。 そこが辛いところですね。窓やドアであれば、どの家にも必ず入れますし、そもそも目に見える。だから、どの住宅であっても、どこかのメーカーの商品を設置するんです。
一方「ブレースリー」は、まずニーズを理解いただくところから始めなくてはなりません。 競合もさることながら、住宅会社さんに商品の必要性を理解していただき、理解していただいた上で競合他社と比較検討して選んでもらう必要があるので、一筋縄ではいきません。

太田住宅会社さんに良いと思ってもらった上で、お施主様にも良いと思ってもらう必要があります。 しかも弊社はアルミメーカーとしてはトップ企業ですが、一般の方からの知名度は高くないんです。弊社の競合他社には一般の方からも認知されている企業もありますから、その点では苦戦しますよね。

お客様訪問 日軽金アクト株式会社様:写真5

鈴木我々も、ブランドで安心するという面はありますよね。多少高額でも、ブランドだから安心できるという心理は、多くの方が持っていると思います。 住宅会社さんもブランドの認知度で採用するケースは少なくないんですよ。

太田窓やドアのように簡単に交換できる商品と違い、制震装置は簡単に取り替えられません。 だからこそ、今後はブランドに頼らず、性能の高さで選ばれる商品にしていきたいというのが目標ですね。
サビに強いアルミを採用している点もそうですが、制振装置の選定や設計基準を統一し、安全性を高めるために設けられた「住宅制振設計マニュアル」で高い性能評価を得ている点などもアピールし、 本当に良い商品であるということを認知していただきたいです。

お客様訪問 日軽金アクト株式会社様:写真6

鈴木私は東日本大震災のとき、単身赴任中で仙台にいました。あのときは凄かったですよ。避難所に行けば食糧やトイレ、一時的に寝る場所などがあると思っていましたが、避難した人でいっぱいで入れないんです。驚きました。この大震災を被災地で過ごしたという経験も、「ブレースリー」の開発・販売にひたむきに取り組めた理由のひとつだと思います。

太田震災後も自宅に住み続けられるということは、すごく重要だと思っています。地震後も、自宅で発災前と同じ生活ができることは、精神的に大きな支えになるのではないでしょうか。だからこそ、自分が良いと思えるこの「ブレースリー」という商品を、今後も情熱を持ってご提案していきたいです。

本日はお忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

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