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「マーケティング論」から考える売れる仕組み

マーケティング1.0:1900~1960

2019.02.01

マーケティングとは一言でいうと「売れる仕組み」と言えますが・・・
「その為には何をすべきか?」という質問に答えるのは非常に難しと思います。
その理由として人々の生活の変化の影響を色濃く受け、不変の概念ではないからと言われています。

この「マーケティング」を経営学者のフィリップコトラーは以下の様に定義しています。

・マーケティング1.0(製品中心)
・マーケティング2.0(消費者志向)
・マーケティング3.0(価値主導)
・マーケティング4.0(自己実現)

マーケティング1.0:1900~1960

「良いものを作れば売れる」と言われていたモノが主軸になっていた時代。
モノが不足していた時代背景もあり、マーケットの中心は製造業であり、マーケッターが作り出したモノは「モノ不足」が故に売れていきました。

この市場背景を象徴するのがヘンリーフォード氏の
「顧客は好みの車を買うことができる。色の好みが黒である限りは。」
という一言かと思います。
如何にマーケッター主導で市場が回っていたかがうかがえる一言です。

また、この時代のマーケティングの目的は『如何にコストを抑えて製品を作れるか。如何に多くの人に販売するか。』その為マーケティングコンセプトは『製品管理』でした。

現代のマーケティングとは非常に乖離しており、消費者に目を向けておらず、価値そのものを作り出すのは供給者の時代だったといわれています。

マーケティング2.0へ

製造を中心にしていたマーケットは1960年以降、経済や技術の発展、また様々な公害の影響や食品添加物による健康問題から大きな転換を迎えていくことになります。
「消費者」としての権利が生まれその主張が大きくなり生まれたのが「マーケティング2.0」です。

Written by Ohno

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