Marketing

「マーケティング論」から考える売れる仕組み

マーケティング3.0:1990~

2019.05.01

製品そのもの、言うなれば生産者主導の時代から消費者側が強い力を持った時代へとマーケティングは移り変わっていきました。
そして1990年第三次産業革命の影響でマーケティングはもう一歩先へ進んでいきます。それが「マーケティング3.0」=「価値主導のマーケティング」と言われる領域です。

この背景は「インターネットの登場」が前進に起因しており、今まで以上に消費者の取得できる情報量が増え、その情報を自由に取り扱うことができるようになったことが大きな要因と言われています。
また技術のさらなる進歩により、「優れていることが当たり前、であれば機能やサービス以外の価値はなんなのか?」=「企業の理念やヴィジョン」への共感といったように、商品以外の価値についての注目が集まりました。

マーケティング3.0では商品や目の前の消費者だけではなく、「社会」といいたより大きな視点でサービスを生み出し、より社会的な価値の部分に重きを置く動きが顕著になりました。
その為マーケティング3.0における目的は『社会や顧客と深くかかわる企業活動』と言われています。

商品によって結びつくだけの時代ではなく、言うなれば企業側の社会的な立ち位置やブランド性によって企業に対する「ファン」を如何に作っていけるかが重視された時代です。

マーケティング4.0へ

「ファン化」の動きはインターネットの普及、またSNSをはじめとしたサービスの拡大で、更に次のステップへと進んでいきます。
それがマーケティング4.0=自己実現のマーケティングの時代です。

Written by Ohno

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